ご購入の流れ
補聴器を購入する時は、じっくり相談しながら進めていきます。その時にライフスタイルや「どんな時に特に不便さを感じているのか」「ご予算やその他のご要望」をお伺いしながら、お客様のご希望に沿った補聴器をご提案いたします。
補聴器は、一人ひとりの「聴こえの程度」に合わせて調整(フィッティング)します。適切な調整によって、補聴器ははじめて効果を発揮しますので当店では調整にじっくりと時間をかけております。
1. カウンセリング
どんな時に不便を感じているのか、どういう音が聞こえにくいのかなど、自分の現在の聴こえの状態をできるだけ詳しくお伝えください。また、補聴器についての疑問や不安なども、遠慮なくご相談ください。私たちは補聴器のプロですから、どんな小さなことでもそのままにしないで、お気軽にお尋ねください。このカウンセリングから補聴器選びがスタートします。
2. 聴力測定
現在の聴力や言葉の聞き取りの状態を正確に調べます。純音の聴力測定と言葉の聞き取りのテストを行います。専用の聴力測定機器やコンピュータを使用して、お客様一人ひとりの聴こえの状態を把握します。ここで調べた情報が、これからの補聴器選びのプロセスのベースになります。
3. 補聴器の選定
聴力測定の結果もふまえた上で、使う人の聴力や聴こえの状態、そして補聴器を使う目的、予算などのさまざまな要素を検討しながら、使う人に合った最適な補聴器の候補をお選びいたします。
4. 調整(フィッティング)
使う人の聴力や聞こえの状態に合わせて、補聴器の音域や音質、出力など、きめ細かな調整を行います。デジタル補聴器をコンピュータにつないで、専用のソフトウェアを使って、どの高さの音をどの程度増幅させれば聞き取りがよくなるのか、うるさいと感じている音はどんな音で、どの程度抑える 必要があるのか、などさまざまな要素を検討しながら、緻密な調整を行います。
5. 試聴
実際に補聴器をつけて音を聞いてみます。静かなところだけではなく、騒がしい場所などいろいろな環境で言葉がどう聞こえるかを試してみるようにします。補聴器は毎日の生活の中で使用するものです。補聴器を使うのは、静かな場所ばかりではありませんし、うるさい場所ばかりでもありません。そうしたさまざまな場所で、補聴器は最適な聞こえを提供できなければなりません。
6. ご購入後
補聴器を購入した後も、いろいろな環境での聞こえを確かめながら、さらに調整を重ねて、満足のいく補聴器に仕上げていきます。そのため、購入した後も定期的に調整をしていくことが大切です。補聴器に慣れてくると、もう少しこう聞こえるようにしたい、この音が少しうるさく感じて気になるといった要望が出てくるようになります。少しでも気になることや不具合があった場合は、お気軽にご相談ください。